特別な道具がなくても家にあるもので手軽に楽しめる紅茶染め。だけどしばしばムラやシミができてしまうことも…
そこで今日は紅茶染めでありがちな失敗、ムラとシミができてしまった時の対処法を書いていきますね!
紅茶染めでムラができた場合の対処法。
紅茶染めに限らず染め物は染料の入ったお湯や水に、そのまま浸しているだけではむらの原因になります。
そのため染めるものを紅茶へ浸したら、むらができないようこまめにかき回して、全体的にまんべんなく染料(紅茶)がいきわたるようにしなければいけません。
でも自宅で紅茶染めをする場合、ちょっと大きめの鍋やバケツなどで染めることが多いので、こまめにかき回していても写真のようにむらが出来たりすることもしばしば^^;
紅茶染めでむらができてしまったら、一度染めたものを水洗いして洗濯機で脱水してみてください。これだけで目立たなくなることも結構あります。
脱水してもむらが目立つ場合は、はじめに浸していた紅茶液を捨てずに取っておいて、もう一度浸して染め直すと目立たなくなりますよ。
はじめに浸しておいた紅茶液を捨ててしまった場合は同じ濃さか、やや濃くした紅茶液を作り直して染め直せば大丈夫です。
こちらの写真は先ほどむらができていた布を、捨てずに残しておいた紅茶液にもう一度浸して染め直してみたものです。
先ほどの写真よりも濃く染まったおかげで、黒いマルの中にあったむらが目立たなくなりました^^
紅茶染めでシミができた場合の対処法。
紅茶染めをしていると、写真のような黒~紫っぽい色の染みができてしまうことがあります。
この染みの原因は、染めるものに残っていた洗剤のアルカリ成分や、見えないタンパク質汚れ(←汗や手垢など)が紅茶と熱湯により化学反応をおこして変色したもの、と考えられています。
もしも紅茶染めで上記のような染みが出来た場合は、水で2倍に薄めたキッチンハイターなどの漂白剤を綿棒の先につけて、染みの部分だけを軽くこするようにすると薄くなります。
染みの部分以外に漂白剤がついてしまうと、きちんと染まっている部分の色も抜けてしまい、まだらになってしまうので染みの部分だけを薄くするのがポイントです。
完全に染みが落ちなくても、うっすら残っている程度まで薄くなればOK!
漂白剤で染みを薄くしたらムラができた時の対処法と同じように、はじめに浸していた紅茶液の中にもう一度浸して染め直しをします。
この場合も、はじめに浸しておいた紅茶液を捨ててしまった場合は同じ濃さか、やや濃くした紅茶液を作り直して染め直しをすれば問題ありません。
写真の黒いマルの中が、染みぬきをしてもう一度染め直しをした部分になるのですが、うっすらと境目は残るもののパッと見でわからなくなくなりました。
この程度ならあとは普通に乾かせば、染みはほとんど目立ちませんよ!
☆もう一度染め直してもムラやシミが残る場合は?
染め直しをしてもムラやシミの境目が残って気になる場合は、はじめに作った紅茶液よりも2倍ぐらい濃度をあげた紅茶液を作り直し、境目が気にならなくなるまで2~3度染め直しをしてみてください。
紅茶の濃度をあげることによって、染めているもののトーンが全体的に濃くなりムラやシミの境目が目立ちにくくなります。
染め直しをする時は最初に浸した時間よりもやや長めに浸すと、しっかり濃いめに染まりますよ。
あらたな色ムラが出来ないよう、染め直し中もこまめにかき回すのを忘れないようにしましょう。
私が実際に試した方法で、紅茶液にコーヒーを加えて色を濃く調整する対処法も、ムラとシミが目立たなくなって良かったです^^
紅茶染め独特のピンクベージュな色味ではなくなりますが、コーヒーのくすんだ茶色も味のある雰囲気でいい感じでしたよ。
大きめの鍋に沸かした紅茶へ、スプーン2~3杯のコーヒーを入れれば結構茶色味の強い紅茶液になって、ムラとシミの境目をうまく隠してくれますのでお試しくださいね!
さいごに。
紅茶染めでムラやシミが出来て「失敗したなー…」と感じた時は、捨てる前にもう一度染め直しをしてみてください。意外とあっさり目立たなくなりますよ~^^
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
☆紅茶染めのやり方もありますのであわせてどうぞ!
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